無垢材とモダンなコタツ
FolivorA|フォリヴォラ

シンプルで洗練されたデザイン。
本物の木のぬくもり。
素材感のあるファブリック。

モダンで上質な暮らしと、ゆるっとだらっと寛ぐこと。
シックなインテリアが好きなことと、コタツでごろごろするのが好きなこと。
相反するようだけど、本当にそうでしょうか?

FolivorAがつくりたいのは、真に居心地のいい場所。
居心地のためにデザインを我慢しない。
デザインのために居心地を我慢しない。
どちらも叶うのが最高だと思うから。

コタツの概念を覆したくて

日本の冬の風物詩、コタツ。足元からポカポカとあったまって、ついウトウトしてしまうあの気持ち良さと言ったら。しかし年々、コタツを使う人は減っている。どうしても和室のイメージが強かったり、プリント化粧板などを使用した安物、インテリアの一部というよりは家電として扱われていた側面もありました。最近はその野暮ったいイメージを払拭すべく、北欧スタイルやヴィンテージスタイルを取り入れ、冬以外にもローテーブルとして使えるような商品は発売されているものの、どこかカジュアルなものが多いのです。インテリアとしてコタツが見直され始めている。それはとても嬉しいことなのですが、偏っている。そう感じていました。

そこで、FolivorAは「モダンで上質なフロアライフ」をテーマに、無垢材のコタツテーブルやモダンなテキスタイルを使ったコタツ布団とのコーディネートで、これまでにないシックで上質なコタツインテリアを提案したいと考えています。インテリアとしてのコタツの可能性が広がり、日本のコタツ文化が後世に継承される一端を担えたら・・・大げさに聞こえるかもしれませんが、それがFolivorAの願いです。

無垢材のコタツ

本物の木の質感が感じられ、長く使い込み育てる楽しみもある無垢材のテーブル。いわゆる普通のダイニングテーブルやリビングテーブルなら世の中にたくさんあるし、人気も高い。なのにどうしてコタツとなると無垢材のものがこんなにも少ないのだろう・・・そんな疑問が、FolivorAが生まれたきっかけでした。長く使うほどに風合いが増し、傷やシミがついても味となっていく・・・コタツは昔もこれからもきっと団欒の場所だからこそ、無垢材が合うと考えました。

無垢材とは

無垢材とは、簡単に言えば貼り物ではない、丸太から切り出したそのままの板のこと。木の自然な質感を楽しめる一方で、木の収縮による反り割れが発生することがあるため、熱を持つコタツに使われることは稀でした。

じゃあ無垢材ではない木のコタツは一体なんなんだ?というと、これには主に突板(つきいた)が使われています。突板は銘木などを薄く削いだもののことで、合板などに貼り付けて使います。突板コタツはプリントなどとは違って天然木の木目や質感を感じることができるのと同時に、狂いにくい、軽い、無垢材と比べるとコストが安いというメリットがあります。

無垢材のいいところ

無垢材の魅力を一言で表すなら、それはやっぱり質感の良さ。そして長く使えるということ。・・・すみません、二言になってしまいました。

質感がいいって結局それ?と思われるかもしれませんが、直感で好きだと思えること。好きなモノを使うこと。それが心地よい暮らしに繋がると思います。どんなに突板の技術が発達しても、本物の木が醸し出す空気や温かみを超えることはできていません。使い込むほどに味わいが増していくのも、無垢材の魅力です。

そして無垢のテーブルは長く愛着を持って使うのに向いています。先ほど無垢材は反り割れが出ることがあると言いました。突板の方がそういう心配がなくていいんじゃないか?と思うところですが、メリットがあればデメリットもあります。突板は薄く削いだ天然木を合板などに貼り付けているため、深い傷がつくとそこが剥がれてしまったり、下地が見えてしまいます。そうなると着色して目立たなくすることはできても直すことはできないので、10年20年と長く使うのには向きません。

無垢材の場合はどうか、というと、もちろん使っていれば傷はつきます。でも無垢材は木そのものなので、たとえ傷がついてしまっても、表面が剥がれることはもちろんありません。傷がついても、自分でメンテナンスをしたり、また味として楽しんでいただくことで、人生をともにするテーブルとして成長していきます。

無垢材の反り割れを抑えるために、天板の裏には特注の鉄製コの字型の反りどめを埋め込んでいます。一般的な反りどめは木製の場合もあれば、鉄製でも平らだったりL字型だったりするのですが、それよりも強固なコの字の反りどめを使用することで狂いを最小限に抑えます。

これはコタツに限ったことではないのですが、無垢材の反り割れの最大の敵は「乾燥」です。冷暖房の風が直接当たる場所に置いたり、湿度の変化が大きい環境では木が反ったり割れたりしやすくなるので、気をつけていただけると幸いです。

木の仕上げの話

無垢材の家具に使われる代表的な仕上げにはウレタン仕上げとオイル仕上げがありますが、これにもメリットとデメリットがあります。FolivorAでは、より無垢材の魅力が味わえるオイル仕上げを基本仕様としていますが、使う方の好み、性格、暮らし方によってどちらが合うかは変わると考えていますので、よりフィットする方をお選びいただければと思います。

素材の魅力を引き出すオイル仕上げ

無垢材の経年変化を感じながら、テーブルを育てる感覚で長く使いたいならオイル仕上げがおすすめ。オイル仕上げは、自然塗料である天然オイルを染み込ませて木を保護する仕上げです。木の表面に塗膜を作らないので、触れるのは木そのもの、自然な手触りや質感を楽しめます。木が呼吸するので調湿作用があり、経年変化が表れやすいのも特徴です。

そんなオイル仕上げの敵といえば水気。たとえば頻繁に水拭きをすると、少しずつではありますが木を保護しているオイルを拭き取ることになります。そのため、普段のお手入れは乾拭きで、水拭きは汚れが気になるときだけにとどめていただくのがおすすめです。また、底の濡れたグラスなどを長時間放置するとその部分がシミになることがあります。表面を塗膜で覆っていないので、ウレタン塗装と比べて傷がつきやすいというデメリットもあります。

でも、その傷やシミを黙って見ているしかないのかというと、そうではありません。オイル仕上げのテーブルは、自分でメンテナンスができます。サンドペーパーで表面を軽く削り、オイルを塗り直すことで色艶が戻ります。少し手をかけてあげることで味わいも増し、愛着を持って長く使えるのは革製品に似たところがあると思います。

扱いやすいウレタン仕上げ

これに対してウレタン仕上げの良さは、扱いがラクで気兼ねなく使えるということです。ウレタン仕上げは、表面をウレタン樹脂で薄くコーティングするので、オイル仕上げに比べて傷や汚れがつきにくいという特長があります。オイル仕上げより水気にも強いので、毎日テーブルを水拭きしたい方にはウレタン仕上げがおすすめ。アルコール除菌もOKです。

ウレタン仕上げのデメリットとされてきた「木の質感が損なわれること」もウレタン塗料の進化により、今では一見オイル仕上げと間違えるほど自然な質感で仕上げることが可能になってきています。

ではウレタン仕上げのデメリットは何かというと、傷が白っぽくなることと、メンテナンスを自分でできないことだと思います。特にテーブルは使用用途から言っても、使っていれば正直傷はついてしまいます。ウレタン仕上げの場合、傷の部分が白くなってしまうので、特にウォールナットのような色の濃い木の場合、「味」というよりは「傷」に見えてしまいます。傷の部分を着色して目立たなくすることはできますが、綺麗に直したいという場合は、工場で一旦ウレタン塗料を剥がして塗り直すということが必要になります。

オイル仕上げとウレタン仕上げ、それぞれ長所と短所がありますが、どちらの方が良い悪いというものではありません。ぜひ、生活スタイルに合わせて考えてみていただければと思います。

ピックアップアイテム

LENIS
レニス コタツテーブル ウォールナット

サイズ:W100~180cm

¥145,200~

柔らかさとシャープさの共存

最もこだわったのは天板の形状。 上下とも丸く角を落としながらも、シャープな印象になるよう試行錯誤を重ねました。

このフォルムを作るための研磨は一つ一つ手作業で行います。 天面~側面~裏面が滑らかに繋がり、なおかつ丸くしすぎずエッジを残す。 丸過ぎても尖り過ぎてもダメ。職人の感覚が頼りです。

YUL
ユール コタツテーブル ウォールナット

サイズ:W100~160cm

¥202,400~

無垢材ならではのデザイン

FolivorAのファーストプロダクトであるYULコタツテーブル。ブランドのアイコンとなるような、シンプルなだけではない美しさを目指してデザインしました。

無垢材を贅沢に削り込み、スッと端を立ち上げた天板と、脚~幕板にかけてつながるようにえぐったカーブがこだわりポイント。突板ではできないデザインです。天板はコタツ布団を掛けたときにもシャープに見え、洗練された印象を与えてくれます。

NOMBE wood
ノンベウッド コタツテーブル オーク

サイズ:W100~180cm

¥136,400~

節あり無垢材の魅力を引き出して

節ありの表情豊かな無垢材をふんだんに使用したノンベコタツテーブル。シンプルな長方形のテーブルですが、丸みをなくすことでモダンな佇まいに。余計な装飾を無くしたシャープなシルエットが躍動感のある木目や節の表情を引き立てます。

重厚感のあるデザインながら、長辺側は幕板を斜めにカットすることで、座卓として使用しても窮屈にならないよう工夫しました。素材はオークまたはウォールナットからお選びいただけます。

コタツ布団に夢を

コタツがインテリアとしてアリかナシか、それを決めるのはテーブルよりもコタツ布団だと言っても過言ではないでしょう。コタツ布団は部屋の中で結構な面積を占めるので、どんな布団を選ぶかで雰囲気は大きく変わってきます。だから色や柄はもちろんのこと、質感まで厳選した生地をセレクトしてコタツ布団を製作しています。

縫い方にもこだわりました

生地さえよければそれでいいかといえば、そうではありません。今のインテリアに無理なく馴染むように、縫い方も工夫しています。一般的なコタツ布団のステッチは大きく波打っていることが多いのですが、あえてそれをまっすぐストレートに、一部はテーブルの天板下に隠れるようにすることでシンプルに見えるよう仕上げています。

裏地はフカフカに

裏地は肌に触れて気持ちいいフワッフワのマイクロファイバー。毛足の密度が高いものを使用しているので、触り心地がいいのはもちろん熱を逃さず保温性もバッチリです。コタツ布団の保温性が高ければ、その分ヒーターの温度を下げても暖かいので省エネ効果も高まります。

ピックアップアイテム

LISO
リソ コタツ布団

サイズ:W200~300cm

¥37,950~

これまでにないモダンなコタツ布団

モダンなコタツ布団をお探しの方にオススメしたい「LISO(リソ)」。濃淡のある糸を織り込んだ表情のある生地感と程よい光沢が、いやらしさのない高級感を醸し出します。

カラーはグレー、ベージュ、ダークブラウン、ブルーの4色展開。どれも都会的で落ち着いた色合いです。

GAMZA
ガムザ コタツ布団

サイズ:W200~300cm

¥42,350~

スエードタッチがたまらない

スエードタッチの生地がとにかく気持ちいい「GAMZA(ガムザ)」。ずっと撫でていたくなるような手触りで、素肌でも心地よくお使いいいただけます。生地が起毛していることにより、光の当たり具合や見る角度で表情が変わるのも魅力。?無地ですが、のっぺりした印象になりません。

カラーはグレー、トープ、チャコールの3色展開。どれも洗練され落ち着いた色合いです。モダンからカジュアルまで幅広いテイストにマッチします。

CANVAS
キャンバス コタツ布団

サイズ:W200~300cm

¥28,600~

味の出るコタツ布団

ありそうでなかった、帆布生地を使用したコタツ布団です。国産の8号帆布に洗い加工を施し、アタリ感と使い込んだような風合いを出しました。使い込むほどに、さらに味わいが増していきます。

帆布のカラーはベージュとカーキの2色。無地ながら表情のある生地で、ナチュラルモダンからヴィンテージテイストまで幅広いインテリアにマッチします。

コーディネートを楽しむ

たとえばインテリアに登場する「木と布」という組み合わせ一つとっても、床材・建具とカーテン・ラグの相性だったり、椅子・ソファのフレームと張地だったり、その組み合わせは無限大です。コタツはテーブルと布団を組み合わせて完成するもの。だからコタツのコーディネートにももっといろんな楽しみ方があるのでは?と考えました。

FolivorAでまずつくったのは無垢材のテーブルとモルタル調天板のテーブル、そしてインテリアに馴染むコタツ布団。組み合わせ次第でさまざまなシーンに対応します。

ピックアップアイテム

NOMBE mortar
ノンベモルタル コタツテーブル ウォールナット

サイズ:W100~180cm

¥116,600~

質感まで表現したモルタル調天板

研究を重ねた特殊な塗装方法により、ザラッとした質感まで表現したモルタル調天板が珍しいコタツテーブル。ウォールナット無垢との異素材ミックスが楽しめます。木を基調としたお部屋に合わせるとピリッとアクセントに、モダンな空間にももちろん合います。

脚はウォールナットまたはオークからお選びいただけます。

ESPINA
エスピナ コタツ布団

サイズ:W200~300cm

¥45,100~

コーディネートしやすいヘリンボーン

細かなヘリンボーン生地を使用したコタツ布団。どんなスタイルのインテリアにもマッチする万能選手ながら、無地よりも表情があり、洗練されたイメージを与えてくれる優れものです。

表地の素材はリネン×ウールの天然素材100%で触り心地がよく、静電気が発生しにくいのも嬉しいポイント。リネンとウールを織り込むことで、冬にぴったりのほっこりする手触りと軽さを両立しました。

ブランド名の由来

ブランド名の「FolivorA(フォリヴォラ)」は動物のナマケモノの学名です。 ゆるっとだらっと気兼ねなく寛ぎたいけれどスタイリッシュさは損ないたくないという想いと、 ナマケモノだけどそれを感じさせない響きがマッチすると考え名付けました。