LENIS low table oak

柔らかさとシャープさの共存

LENISのテーマは「柔らかさとシャープさの共存」
角を落とした丸みのあるシルエットながら、エッジを残したデザインに仕上げました。

これまでFolivoraからリリースしてきたYUL、NOMBEとは異なる「角のないテーブルを作ろう」というのがLENIS開発のスタートでした。天板や脚の角を丸くして、ぶつけても痛くなりにくいように、でも「丸い＝優しく可愛らしい」というよりスタイリッシュな雰囲気にしたい。それをどう実現するかを試行錯誤しました。

最もこだわったのは天板の形状。上下とも角を落としていますが、エッジを残すことでシャープな印象になるよう工夫しました。

このフォルムを作るための研磨は一つ一つ手作業で行います。天面〜側面〜裏面が滑らかに繋がり、なおかつ丸くしすぎずエッジを残す。丸過ぎても尖り過ぎてもダメ。職人の感覚が頼りです。

素材は独特の色味と木目が美しいオークの無垢材。無垢材とは、簡単に言えば貼り物ではない、丸太から切り出したそのままの板のこと。本物の木ならではの存在感があります。

無垢材の場合、湿度や気温の変化による木の反り割れを心配されることがありますが、そのリスクを最小限に抑えるために、材料を慎重に見極め、職人の手と目で一つ一つ確かめながら接着と乾燥を行い、天板には強固なコの字型の鉄の反り止めを埋め込んでいます。

仕上げは無垢材の魅力を1番感じることのできるオイル仕上げ。植物性のオイルを木に染み込ませて保護する塗装方法で、木の表面に塗膜を作らないため、自然な手触りや質感を楽しむことができます。

また、無垢材・オイル仕上げの良さは質感だけではありません。ご家庭でメンテナンスができ、使い込むほど色艶に深みが生まれるのも特長の一つです。突板やウレタン仕上げの場合、一度傷がつくとご自身で直すことはできませんが、無垢材オイル仕上げのテーブルはサンドペーパーで整え、オイルを塗り直すことで綺麗になります。

みんなで集まってごはんを食べたりお酒を呑んだりテレビを見たり。無垢材のテーブルなら、家族や友だちとの思い出を重ねながら、永くお使いいただけます。